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【本日手放した物】写真。手放せなかったのは「若く輝いていた自分」

人や実家に、預けっぱなしにしているものありませんか?

先日、実家でずっと保管して貰っていた個人アルバムを引き取ってきました。

中学生から20代後半までの、分厚い重たいアルバム2冊…。※1

遠方への引っ越しをキッカケに預けた事は覚えていましたが、今から7年前。てっきりもう捨てられていると思いきや、「こういう物は勝手に捨てられないわ」とのこと。確かにそうです。処分を人に任せるなんてどうかしていました。

長い間本当にありがとう、ごめんなさい。と謝罪しました。

※1 小学生までの写真は「家族アルバム」という形なので、引き続き実家においてあります。

 

膨大な写真の数…思い出が重い…。

当時は今の様なクラウド保存などの「もたない」保存方法はありませんでした。

これでもアルバムに収める為にかなり厳選していた筈です。元の数が恐ろしい。

写真整理で思い出迷子になりながら、仕分けしていきます。

いい思い出、懐かしくて胸が締め付けられる写真もあれば、嫌悪感を抱いたり喪失感に苛まれる写真もありました。10代20代の波乱で奔放な人生の記録と何時間も対峙しました。

20代半ばの写真。ずっと体重42キロ以下でした…。この頃に体型だけでも戻りたい…。

その写真を見て、今「何を得られるか」

10代から20代。毎日必死だったけど世界が輝いていて楽しかった。

写真を見るまで思い出せなかった人の写真はもう要らない。辛い時期を思い出す写真はもう要らない。思い出せるほど脳裏に刻み込まれている写真はもう要らない。こうやって取捨選択を繰り返しましたが、なかなか思うように減らせません。

そこで気持ちに気が付きました。「若かった頃の自分」を手放せないだけであるということに。今よりずっと若くて痩せてて綺麗で、毎日刺激的だった若き日々の証拠として写真を残したいという気持ちに。だから数が減らせない。

年月を経てただのババァになってしまったのに今更なんの証拠でしょう…。過去の若さや栄光を写真で誇っても虚しいだけなのに。

そう気持ちが落ち着いたら、宣材写真や仕事の写真も手放せる様になりました。

この写真を見ると懐かしい。元気が出る、この写真に写ってる人が好きだ。そういうプラスの気持ちに導いてくれる写真だけを残すことにしました。

左が捨てるもの、右が残すものです。最終的に200枚程度になりました。

実家を思い出ボックスにしない。

7年もアルバムを預けっぱなしにしていたなんて、本当に申し訳ない事をしたと思っています。

実家といえど、今現在も「そこに住んでいる家族がいる」のであれば、その人達の生活環境が一番大事です。例え元が自分の部屋であったとしても、物置代わりにするなんて失礼な事。

実家に置きっぱなしにしている物、そのままの部屋。日常から切り離されているその空間も「自分の責任」という事を、常に忘れてはいけないのだと思います

いつもありがとうございます。
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