大した用事ではなくても、毎日着替えて出掛けなくてはいけない。
産後の話ですが、毎日の服選びが憂鬱でなりませんでした。
着たい服と似合う服が、噛み合わない…。
辛かったです。産後の体型の変化や急激な老いが。着たい服が似合わなくなったのなら、着れなくなったのなら、服なんて着たくない。心底そう思いました。
ママの着るべき洋服や、年齢相応の洋服も分からない。どれを着ていいのか分からないと、クローゼットを開けて悩む日々。
終活という名の怒涛の断捨離後でしたが、大体40枚前後は所有していたと記憶しています。そんなにあってもどの組み合わせが「今の私に適正」なんだろう?と毎日悩んでいました。
旧居の大断捨離後のクローゼットです。
いっそ思い通りにならないなら、毎日同じ格好でいい。
色々悩み自分と向き合ううちに、究極の合理化に行きつきました。
ワンマイルウエアを導入し、完全固定するということ。
ワンマイルウエアとは?
家から1マイル(約1.6キロ)ぐらいの範囲で着る服の意。 ホームウエアとタウンウエアとの中間的な服のこと。
キナリノより引用。
近場に着ていく毎日の服を制服化し、土日やお出かけの為の服と日用的に着用する服を完全に分けたのです。
毎日同じ服を着ているのはダサい?
ワンパターンは貧乏くさい。手抜きでダサい。と思う方も絶対いると思います。毎日会う方に私は「あの人はいつも同じ格好をしている」と思われている事でしょう。
でも凄く楽です。「特別な事がない日」はその恰好しかしない。
そう決めてからは、日々服の組み合わせで悩む事はなくなりました。
同じ服を2枚買って交互に洗濯しています。毎日全く同じ服を着ている訳ではありません。
オードリーヘップバーンを思い返すと…思いつく恰好がいくつかあります。彼女のアイコンとして、特に私に強い印象を与えているのが上下黒のシンプルな恰好。
これを見て「手抜きでダサい」わ。と思う方はどの位いるのでしょうか?
ミニマムファッションで有名なスティーブジョブズ。
いつも同じ格好をしていて「貧乏くさい」と、言われていたのでしょうか?
ワンマイルウエア制服化のメリット
- 服に悩む時間が減る
- 管理が楽
- 服の数が絞れる(部屋着か余所着の2択)
- アクションを起こしやすい
- 低コスト
ワンマイルウエア制服化のデメリット
- 理解のない人もいる
- 不快に思う人もいる
- 高頻度で着るので傷みやすい
- 家の中と外という境界線が曖昧になる。
常に他人の目や評価が気になるうちは、あまりオススメしません。
メリットは、家の中で日中過ごす服でそのまま出掛けられる様になったので、フットワークが良くなりました。服を選ぶ時間も手入れする手間もなくなりました。完全な消耗品だと割り切ってプチプラで揃えているので低コストです。
デメリットは、こういう考え方があるという理解をされない事がある、時として人を不快にさせる可能性がある(ちゃんと毎日洗濯はしていますが)、家の中から近所まで、就寝時と特別な日以外のほぼ毎日が同じ格好なので服が傷みやすいことと、着替えで外と家との気持ちの切り替え出来なくなるということ。
私が今年選んだのはこの上下。ユニクロです。
去年のワンマイルウエアは無印のコレでした。
ワンマイルウエアは春先に購入して1年間使ってます。冬場はこの上にカーディガンを羽織って過ごしています。
「私はいつもこの恰好」と、周りに定着させたい。
いちいち会う人全てに、自分の考え方や洗濯頻度を説明している訳ではないので、「いつも同じ格好をしていて不潔だわ…」と内心不快に思っている方もいるかもしれません。そこらへんはどうしようもないと割り切る様にしています。
どんな格好をしていても嫌われる時は嫌われるし、文句を言われる時は言われるものだと思うので…。
「人の目」よりも、自分が過ごしやすいという事が一番大事。
ファッションモンスター(笑)だった頃には考えられない割り切り方ですが、いつか「私といえばこういう恰好」という一つのアイコンが、周りの人に定着すればいいなと思っています。