昨年家を購入してから、来客がよく訪れる様になりました。
子供が出来る前には考えられなかった事です。
というのも以前は「家=プライベート空間」と考えており、いくら仲が良くても踏み込んじゃいけない聖域の様な感じで、見られたり入られるのに正直抵抗がありました。勿論自分がお邪魔する側としてもイヤでした。
でも、子供が親の生き様を見て倣っていくのだとしたら「息子はひどく神経質で閉鎖的な子」になってしまうと気が付いて、自分が随分と拗れていることに気が付きました。変わろうと思った矢先の住宅購入だったので、本当にいいキッカケでした。
子を持って本当に考え方全てが変わりました。
現在では「わざわざ訪ねてきてくれてありがたい」という気持ちで受け入れています。
こうあるべき。という固定観念に縛られて。
来客に「気持ちよく」過ごして貰いたいという気持ちは今でも変わりませんが、如何せん慣れていない事だから、最初は「何処までおもてなし」をすればいいのか分かりませんでした。
季節ごとに、お出しする茶器を変えて、それに応じてコースターも変えるべきだよね…?とマニュアル丸出しで、自分たちでは絶対使わない湯呑と3種類のコースターを5枚ずつ買いそろえました。5枚という数字も「食器って大体5枚セットであるべきだよね…?」からきた数字。
誰にいつ教わったかも定かでない「あるべき」に縛られていました。
思った以上に「使わなかった」
引っ越してきて1年経ちましたが、それぞれ1回使った程度。コースターを敷いてお茶をお出しする様な関係の人が来るのは、その程度の頻度でした。
そもそも時期に沿って茶器やコースターを変える事は、丁寧な暮らしをされている方ならともかく、私にとっては身の丈以上の事。気の合う友人なら缶ビールで乾杯するし、それ以外の方は大抵ティーカップとカップソーサで済んでいます。
なので来客用湯呑2つとコースター2種類10個を手放そうと思います。
カッコつけずにありのままの自分の身の丈にあった、無理のないおもてなしを続けていこうと思います。
本日手放した物
- 湯呑2つ 写真撮り忘れ
- 珪藻土コースター 5枚
- 木製コースター 5枚