実家には「水切り籠」と「三角コーナー」と「洗い桶」が、現在進行形で存在しています。
家庭のキッチンって、そういうもんなんだろうと思っていました。
一人住まいの10年間、必要なかった。
18歳から一人暮らしをしており、大小様々な間取りの家を10年間渡り歩いてきましたが、
- 小鍋
- フライパン
- ヘラ
- おたま
- トング
- 一人分の食器
ワンルーム等はキッチンに収納が少なくて、上記位しか置けませんでした。どの間取りにも対応すべく、引っ越して広くなっても三種の神器(洗い桶、水切り籠、三角コーナー)や、キッチン道具を増やしませんでしたが、全く不自由はしませんでした。
自炊率が低めだったことを差し引いても「大した料理を作れない腕」なら、この程度で十分事足りていました。それが例え「家庭を持った」としても、作る料理のバージョンが上がらなければ、道具もバージョンを上げる必要がないということ…。
夫と息子がいるので流石に料理はしています。
でも料理が元々得意ではないし、美味しい物を食べたい時はプロ(飲食店)にお任せというスタイルなので※1日々の家庭料理は簡素が基本。決して自慢出来る事ではないけど、凝った料理を作らなきゃというプレッシャーでウンウン唸っていた頃よりは、ずっと心身共に健康的でいられています。
そんな訳で現在進行形で、道具もキッチンも最低限。
※1 夫も私も食べ歩きが趣味なので。
そんな我が家の洗い物(シンク事情)
中古物件(リノベなし)なので、シンクの凹みが目立ちますが…。
狭小マンション(50平米以下)ということもあり、キッチンもコンパクトです。シンクはそれなりに広いですが、作業スペースがまな板1つ分の幅しかありません。なので家庭を持った今でも水切り籠も洗い桶も三角コーナーも置かないまま使っています。
シンクは常にアルコールで拭きあげていますので、下ごしらえした物やザルを作業台に「置ききれない」時にはボウルや皿に乗せてシンクに仮置き※2したりします。物が多い程掃除が大変になる法則から、ハンドソープ兼食器洗剤の入ったソープボトル以外は何も置かない事にしています。
※2 シンクの衛生観念には賛否両論ありそうですが、毎日や使用の都度、習慣的に拭きあげている物なら私はこういう使い方をしても良いと思っています。
水切り籠がなくても、水切りは出来る。
夕食は食器の量が多いので、テフロン鍋以外は食洗器に任せていますが、休日の朝や昼などの軽食で食器量が少ない場合は、食洗器は使わず「手洗い」をしています。
こんな感じで洗った鍋やボウルの上に皿を積み重ねれば、作業台が水浸しになることもありません。そのまま少し放置して水気が軽く飛んだ頃にまとめて拭きあげて仕舞っています。あまり食器量が多いと倒壊の危険があるので、そこは積み方と適正量の見極めが必要な訳ですが…。
物が多くても「美しく管理」出来ているキッチンは素敵だと思う。
物がないガラーン。も好きですが、美しく物の管理をしている人には凄く憧れます。
MISAWA一戸建て注文住宅 料理研究家平野由希子さんのキッチン
こういう整然と並べる感じ、凄く好きです。お料理もきっと美味しい物を沢山作られるんだろうなぁと羨ましくなります。
でも料理が苦手で楽に生きる事を最優先にしている私は、【飾る持つ】<【仕舞う減らす】の優先順位は変えられそうにありません。憧れをものに出来ない自分を責めずに全部認めた上で、更なる身軽さを目指していきたいと思います。