アクセサリー。いくつ持っていますか?
40代の平均はどの位なのでしょう?
私のアクセサリーの総数は8点でした。
- 結婚指輪(常時着用)
- ネックレス(常時着用)
- 慶弔用パールネックレス
- 慶弔用パールピアス
- 婚約指輪
- 時計
- コットンパールピアス
- ターコイズピアス
常時着用品以外の6点の写真です。
慶弔用アクセの活かし方
慶弔用パールとしながらも、首元が少し寂しい時などにネックレスとして普段使いしています。
手軽に普段使い出来るのは安価な淡水パールならではだと思います。※1パールは「一生モノ」だから、お気に入りの本真珠を探して買おうと以前は色々見て回っていました。でもふと我に返りました。
「一生モノ」と鼻息を荒くし、満を辞して購入した物のいくつが、現在手元に残っているのかと。
※1 本真珠を日用使い出来るのが一番素敵ですが、根っからの貧乏性で、高価で繊細な物を日用使いするのが怖いのです。
一生物と思って買った筈の物が、殆ど手元に残っていません。
一生物だと背伸びして意気込んで買った、シャネルのスーツやバッグ達も、カシミアのオーダーコートも、カルティエのジュエリー達も、全部手元に残っていません。
飽きた物、好きだけど今の時代や生活にはそぐわないと感じて手放した物、色々理由がありますが、どれも一生物では無かった様です。18歳から15年程散々買い物をしましたが、今でも手元に残っているものは「華美ではない20年愛用している時計」1つと、「セミオーダーの喪服」だけでした。
一生ものというのは便利な言い訳。
高価な買い物と対峙した時に、一生ものという文言があれば、判断は鈍り免罪符になります。
「高くても一生物だからいいじゃない」と。
本当に一生ものになればそれでもいいのかもしれません。でも20年後、50年後の自分が同じ体型で同じ趣味でいられると、どうして断言出来るのでしょうか?
そう考えたら、数々の失敗は腑に落ちて、慶弔の際に使うパールですら、高価な物はいつか手放す時に重荷になる気がして、本当に心から欲しいと思う様になるまでは、淡水パールで良いかなと思った5年前。
その判断のお陰で、ファッションアイテムとして気軽に使えるネックレスになりました。
一生物を手放す勇気。
45万円の物が10万円。25万円でオーダーしたコートが5,000円。25万円したスーツが(肩パット入りの為)買取不可。
一生物だと思って、頑張って背伸びして手に入れ続けていた物の買取査定を聞いて愕然としました。
「一生物なのにこんなに安いの?」と。
今でこそ、大抵の物の価値は年月と共に減るのだと割り切って考える事ができますが、当時はそこまで考えが至りませんでした。「あんなに高かったのに!」という理不尽を感じ「足元を見て買い叩かれている!」とさえ思いました。
思い返すと何という被害妄想。恐ろしいです。
沢山、一生物だと思っていた高価なものを手放す痛みを経験した今では、身の丈以上の物や「一生物」は買いません。
毎日存分に使える身の丈の物を、もう充分だと思える位に愛用する生活が、憧れであり目標です。