捨てる事になかなか踏ん切りがつかない物を、一旦生活から切り離す通称「お悩みボックス」
処遇を悩んでいる物を一定期間保管し、期日までに使わなければ破棄。という分かりやすい手法から、整頓術として結構メジャーな手法だと思いますが、私はあえてそういうボックスは作っていません。
お悩みボックスだって収納だ。
というのも、後回しにしている気持ち悪さが無くなるから…。綺麗にボックスに収めちゃうと、収納出来てるしこれでいいかなと思っちゃう訳です。
手放すステップとしてある筈の箱が、ただの収納になってしまう罠。
あえて整えない、そんな私の一時保管場所。
布団乾燥機を取り出す為に、毎日1回は開ける寝室のクローゼットに、あえて山積みにしています。雑然…!
何も保管品がない状態はこちら。
普通のお悩みボックスと違うところは
- 手放しが確定している物のみ
- 譲渡先待ち
- 引き渡し待ち
しか入れていないということ。そして
- 丸見えで雑然。←最重要
見てイラっとする状態をあえて作って、後回しにする事を避けています。
悩む物なら捨てよう。
乱暴な考えかもしれませんが、悩むという段階になった物は「自分にとっては不要なもの」だと思うのです。
判断の足を引っ張っているのは、その物のかつての価値や、捨てる事への罪悪感。
手放す際の価値に、かつては理不尽ばかりを感じていましたが、今では不要な物に持ち続ける理由や価値を見出すのも、執着するのもやめました。
なので譲渡先が確定するまでの間だけ保管している状態です。1ヶ月で譲渡先が見つからなければ、破棄します。
なるべく活かしたい。けれど本質は見失わない。
捨てるより、誰かに活かされたい。喜んで貰いたい。少しでもお金になったら嬉しい。と色々思うところはありますが、知人譲渡もフリマアプリ経由も、保管期間は最長1ヶ月と決めています。
綺麗なうちに譲るという事や、相場よりかなり低く設定して出品するのを徹底しているので、今までの保管物はほぼ1週間以内に譲渡先が決まっています。
利を多く取ることや人に譲る充実感より、暮らしを整える事が私にとって重要だから。
手放すと決めた物に、心地よい住所は要らない。
収納場所というのは、物にとっての住所。
家から出て行くと決まっている物たちには、心地よい住所を作らない。そうすれば、早く旅立たせようと思えるし、行動も早くなる。
ストレスを感じる荒療治ですが、家中を綺麗に整え、保っていたいけれど、面倒な事は後回しにしがちな人には向いている様な気がします。